今年のカンヌ国際映画祭で映画『バーニング』が国際批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞したのに続き、技術部門の最高賞「バルカン賞」を受賞した。

 第71回カンヌ国際映画祭が19日(現地時間)に閉幕、イ・チャンドン監督の『バーニング』の本賞受賞は不発に終わった。しかし。2018年カンヌ映画祭国際映画批評家連盟賞受賞に続き、シン・ジョムヒ美術監督が最高技術賞であるバルカン賞を受賞した。

 シン・ジョムヒ美術監督は『バーニング』ならではの独歩的なミステリーを恍惚(こうこつ)かつリアルなミザンセーヌ(演出)として具現、見事受賞した。シン・ジョムヒ美術監督は映画『ペパーミント・キャンディ』『オアシス』などでもイ・チャンドン監督と長年共にしており、今年の『バーニング』でついにバルカン賞を手にした。

 『バーニング』の美術は各シーンが絵画のように表現されており、全世界の批評家やアーティスト、映画関係者の間で評判になっている。バルカン賞側は「『バーニング』のシン・ジョムヒ美術監督は作品の登場人物たちのキャラクターを立体的に作り出すのに大きく貢献した」と賞を贈った理由を説明した。

 『バーニング』はこれに先立ち、国際批評家連盟が授与するカンヌ映画祭国際批評家連盟賞を受賞し、世界の評論家の間で好評であることをあらためて証明した。『バーニング』はカンヌ映画祭のニュースレターを発行するスクリーン・デイリーのコンペティション部門招待作の評価集計で4点満点中3.8点と過去最高の評価を得て話題になった。

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