久しぶりに舞台に立つ「フィギュアの女王」キム・ヨナ(27)が、緊張している様子と共に、逸る心を露わにした。

 キム・ヨナは19日、ソウルの木洞屋内スケート場で開かれた「SKテレコム All That skate 2018」の記者会見にて、「4年ぶりに公演をすることになり、心配があった。決定が遅れて練習時間が足りなかったが、御期待にそえる演技をお見せできるよう努めたい」と語った。

 選手時代に練習をしたカナダのトロントに出向いて今回のアイスショーの準備をしたキム・ヨナは「選手時代とは準備をする上でかなり違いがあった。歳も取って、体力を引き上げるのが一番つらかったように思う。ぎゅっと詰め込んで1カ月くらいしか練習してない。本番のステージでミスなく、期待にそえるようできるかどうか心配」と語った。

 キム・ヨナは「演技を終えて、見苦しい姿をお見せすることになるかもしれない。御理解いただければと思う」と笑ってみせた。

 キム・ヨナは4年ぶりのアイスショーのステージで、抒情的なピアノの旋律が奏でられる、映画『ファントム・スレッド』のオリジナル曲「House of Woodclock」に合わせてGalaプログラムをアピールする。

 演目については「久しぶりにやってみるので、あまり躍動的なものは負担になるのと、私はもともとクラシックなのが好き。華麗ではないけれど私が楽しく表現できる雰囲気」と紹介した。

 またキム・ヨナは、過去4年間、スケートをしたいという気持ちを抱き続けていたとも告白した。

 「以前からアイスショーでスケートを続けたいという思いがあった。選手生活を終える過程で肉体的、精神的に大変で休みたい気持ちがあり、(アイスショーは)試しもしなかった。肉体的な大変さが大きかったように思う」とキム・ヨナ。

 さらにキム・ヨナは「年を重ねてもスケートを続けている選手を見ながら、私も体が許せばいつかスケートをやりたいという気持ちがあった。今回、突然決まった」と付け加えた。

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