俳優チュ・ジフン、イ・ソンミン、ファン・ジョンミンが第71回カンヌ国際映画祭に出席した。

 同映画祭開幕から4日目に当たる11日午後10時(現地時間)、フランス・カンヌのリュミエール大劇場で、ミッドナイト・スクリーニング部門に招待された映画『工作』が上映された。これに先立ち行われたレッドカーペット・イベントには、主要キャストらとともにユン・ジョンビン監督が姿を見せた。

 遅い時間にもかかわらず、客席2300席はぎっしり埋め尽くされ、上映後にはおよそ3分間にわたりスタンディング・オベーションが続いた。

 ティエリ・プリモ執行委員長は「よくできた映画だ。強烈で素晴らしい」と評価し、ユン・ジョンビン監督に「次はコンペティション部門だ」と語った。

 『工作』は1990年代半ば、「黒金星」というコード・ネームで北朝鮮による核開発の実態を暴いていた国家安全企画部(現在の国家情報院)のスパイが南北の権力者たちによる水面下での取引を知ったことから繰り広げられるストーリーを描く。1997年12月の大統領選挙を前に、当時の金大中(キム・デジュン)候補を落選させるために国家安全企画部が主導した黒金星こと朴采緒(パク・チェソ)の事件をモチーフにしている。韓国では今夏公開予定だ。

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