チ・ヒョヌやオ・マンソクなど映画『殺人小説』出演陣が、旅客船「セウォル号」沈没事故4周年の追悼に加わった。

 ソウル市東大門の映画館「メガボックス」で16日午後、映画『殺人小説』(キム・ジンムク監督)のメディア試写会および懇談会が開かれた。

 『殺人小説』は、地方選挙に出馬する市長候補に指名されたギョンソク(オ・マンソク)が、有力政治家たる義父の秘密資金を隠そうと愛人ジヨン(イ・ウヌ)と共に別荘へ向かい、おかしな青年スンテ(チ・ヒョヌ)と出会うことで起こる事件を描いた映画。第38回ポルト国際映画祭(ファンタスポルト)で監督週間(ディレクターズ・ウイーク)作品賞・同脚本賞を受賞している。

 16日の懇談会には、キム・ジンムク監督とチ・ヒョヌ、オ・マンソク、イ・ウヌ、キム・ハクチョル、チョ・ウンジが胸に黄色いリボンを付けて出席した。セウォル号沈没事故4周年の日に試写会が開かれることから、哀悼の気持ちで加わったのだ。

 チ・ヒョヌは懇談会で「もともと政治には特に関心がないが、今回の映画の撮影期間中にちょうど聴聞会をやっていて、見ながら準備した」「6月に地方選挙が開かれるけれど、僕たちの映画を一度見て、もう一度考えてから投票すればいいと思う」と語った。

 『殺人小説』は今月25日に公開される。

ホーム TOP