韓国芸術団のメンバーとして訪朝し、平壌公演を終えて戻ってきた有名演歌歌手チェ・ジニが夜のニュース番組『ニュースデスク』(MBC)で感想を語った。

 チェ・ジニは4日に同番組に出演、インタビューに応じた。まず、平壌に行った感想については「今回再び平壌に行けた時は『これは夢か、それとも現実か』と思った。このようなことがまた起こるなんて信じられなかった」と語った。

 チェ・ジニは1日に平壌市内の東平壌大劇場で行われた「南北平和協力祈願南側芸術団平壌公演」で、金正日(キム・ジョンイル)総書記の愛唱曲としても知られる自身のヒット曲『愛の迷路』と兄妹デュオ歌手「ヒョニとトギ」の『手遅れの後悔』を歌った。

 このため今、『手遅れの後悔』に対する関心が高まっている。チェ・ジニは「私が『手遅れの後悔』を歌わなければならないと聞き、理由が気になった。その後、金正恩(キム・ジョンウン朝鮮労働党)委員長と握手した時、なぜ歌うことになったのか分かった」と語った。1985年にヒットしたこの曲も金正恩委員長の父・金正日総書記の愛唱曲だと言われている。

 また、金正恩委員長の妻・李雪主(リ・ソルジュ)夫人に会った感想を尋ねられると、チェ・ジニは「金正恩委員長と一緒に来ていた。後ろに立っていたが、女性アイドルグループのメンバーではないかと思うほど優れた美ぼうだった。会話はあまりしなかった」と説明した。

 さらに、北朝鮮の観客の反応については「とてもすごかった。実は、以前の公演ではそれほどでもなかったが、今回の公演では私の紹介の時から歓声と拍手が割れんばかりだった。感激した」と言った。

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