グルメ
外国人に人気の伝統市場 /江原編
今や伝統市場はさまざまなグルメや見どころ盛りだくさんの楽しい場所として、韓国国民はもちろん、外国人もよく訪れる名所となっている。では、外国人観光客に人気の伝統市場はどこで、どんな特徴があるのだろうか。中小企業庁が選ぶ「外国人がよく訪れる伝統市場」を紹介しよう。
「旌善アリラン市場」は大韓民国最大規模を誇る五日市場で、一日平均5000人以上が訪れるほどの観光名所だ。旌善アリラン市場ではナズナ、ヒメニラ、モチトウモロコシ、ヤマブドウなど季節によってさまざまな特産品が販売されている。特にコンドゥレバプ(チョウセンアザミのナムル入りご飯)やそば粉を原料とした麺料理、そば煎餅などは決して外せない名物だ。
「束草観光水産市場」は、食事をするために行く場所と言っても過言ではないほど、さまざまな名店を誇る魅力的な場所だ。代表的なものとしては、ナッツ類がたっぷり入ったホットック(韓国式おやき)、タッカンジョン(甘辛ダレを絡めた鶏から揚げ)、スンデ(豚の腸詰め)などがあり、老若男女に好まれる束草の名物だ。よだれが出そうなグルメから五感を刺激する異色の風物などがある束草観光水産市場は、イベント公演、夜間に開催されるルミナリエ光の通りなど見どころ満載だ。
「原州中央市場」は、1階がグルメ横丁のようになっており、2階には市場とは思えないような新世界が広がっている。猫が描かれたキュートな壁画、昔懐かしい小物などを扱う芸術市場とも言える「迷路芸術市場」があり、見るだけでなく五感で体験できるものがいっぱいだ。
全国3大五日市場の一つに挙げられる「北坪民俗五日市場」は、毎月3・8の付く日(3日、8日、13日、18日、23日、28日)に東海港近くの北坪洞で開催される。ここは規模の小さい五日市場だが、さまざまな海産物のほか旬の野菜やコメを取り扱っており、商人たちの人情あふれる姿など、市場のあちこちに見どころがある。