韓国を代表する紳士服ブランド「JUUN.J」と「WOOYOUNGMI」が2018年秋冬パリコレクションに登場。

 サムスン物産ファッション部門のJUUN.Jは1月19日(韓国時間)、フランス・パリのショールームで2018年秋冬コレクションを開催。2007年に初めてパリコレクションに進出後、22回のコレクションを開催したJUUN.Jは、「クラシックの再解釈」をコンセプトに、毎シーズン新しいアイテムに対する解体と再解釈を繰り返している。

 今回のコレクションでJUUN.Jのクリエーティブ・ディレクター、チョン・ウクチュン常務は、既存のランウェイにプレゼンテーション技法を結合した異色のステージを披露。それぞれ異なる素材のダウンとウーブンを組み合わせ、これら二つのアイテムを重ねたLAPPEDデザインをお目見えした。また、ダウンをアウターではなくスカート、Tシャツなどに再解釈し、注目を集めた。

 JUUN.Jは今回のショーで男性モデルと女性モデルの比率を同等に構成。また、30着のうち15着をレディースコレクションとし、春に新たに発表するレディースブランドに対する期待感を高めている。

 WOOYOUNGMIは1月20日、「ニュー・ロマンチック・ボヘミアン」をテーマにメンズコレクションを開催。「ニュー・ロマンチック・ボヘミアン」という、既存の紳士服の固定観念を覆す、自由でユニセックスのファッションスタイルを追求する人たちをたたえる。

 デザイナーのウ・ヨンミの娘でクリエーティブディレクターを務めるケイティ・チョンは、それぞれ異なる要素、雰囲気を持った衣装を組み合わせ、新たな雰囲気を作り上げた。高級感あふれるジャケットやコートにヴィンテージ風トレーニングウエアを組み合わせたり、伝統的なシルエットを変形させたアウターにクラシカルな青いシャツを合わせるというように。

 今回のショーについて、ケイティ・チョンは「1960年代末から1970年代初めごろ米国ニューヨークの音楽シーンをカメラに収めていた米国の写真家ロバート・メイプルソープの作品からインスピレーションを得た」と話している。

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