俳優チョン・テスさんが21日、この世を去った。享年33歳。

 チョン・テスさんは2007年にTwo Someの『お元気ですか』のミュージックビデオに出演し、芸能界デビューを果たした。女優ハ・ジウォンの弟ということで、デビュー当初から注目を集めていた。同年、ドラマ『愛するのにいい日』(SBS)で俳優として本格的に活動を開始。そのほか『王と私』(SBS)や『トキメキ☆成均館スキャンダル』(KBS)、『まるごとマイ・ラブ』(MBC)などにも出演した。特に『トキメキ☆成均館スキャンダル』で傲慢かつ冷徹な性格のハ・インス役を演じ注目を集めたが、2011年に飲酒暴行事件で物議を醸し、活動を自粛することに。その後、『花たちの戦い-宮廷残酷史-』(JTBC)、『帝王の娘 スベクヒャン』(MBC)などに出演。2014年に出演した中国ドラマが最後の作品となった。

 所属事務所の太陽と月エンターテインメントによると、うつ病の治療を受けていたチョン・テスさんは次第に症状が回復し、芸能活動再開をめぐり具体的に話をしていたところだったという。太陽と月エンターテインメントは「突然の悲報に、遺族も知人らも悲しみに暮れ、故人の死を悼んでいる」とした上で「美術などさまざまな分野において造詣が深い、純粋なアーティストだった。どうか憶測に基づく記事や、悪意ある書き込みの自制をお願いしたい」と求めた。

 なお、葬儀は遺族や知人らが出席する中、最大限静かに執り行う予定だという。

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