今年のクリスマスは終わったが、来年2月までサンタクロースに会える場所がある。毎年冬に10万人が訪れる、慶尚北道奉化郡小川面のサンタ村だ。慶尚北道は12月25日、汾川駅前広場で「真冬のサンタ村」オープン記念式典を開催したと発表。観光客や住民ら500人余りが出席し、サンタ村のオープンを祝い、平昌冬季オリンピックの成功を祈願する花束伝達式を実施。平昌冬季オリンピックの聖火リレーも同時に行われた。

 2018年2月18日まで営業するサンタ村は、そり遊び場やレールバイク、雪の花馬車など、見どころいっぱい。汾川駅舎はサンタの家のように飾り付けられた。列車乗り場からサンタ村まで150メートルの区間には、大型ツリーやサンタクロース、雪だるまなどが飾られている。駅周辺ではそり遊びやイグルー(氷でつくった家)の体験ができる。トナカイの代わりにロバが引くサンタ馬車に乗って汾川駅の周辺をめぐるコースも人気だ。大きな風車など異国情緒漂うオブジェも設置されており、記念撮影にピッタリ。サンタ村を通過するVトレイン(白頭大幹峡谷列車)とOトレイン(中部内陸循環列車)も、臨時運行される。汾川駅から江原道太白市の鉄岩駅まで27.7キロにわたる白頭大幹のV字峡谷の間を時速30キロで走る。列車の乗務員たちはサンタクロースの格好をして乗客を出迎える。簡易駅である汾川駅にできたサンタ村は、2014年12月から韓国鉄道公社(KORAIL)と奉化郡が冬の名所として運営している。

ホーム TOP