【ソウル聯合ニュース】所属事務所との専属契約が終了した韓国の女性グループ、T-ARA(ティアラ)が今後グループ名を使えなくなることが、8日までに分かった。

 韓国の特許情報検索サービス(KIPRIS)によると、T-ARAの前所属事務所のMBKエンターテインメント(以下MBK)は昨年12月28日に「ティアラ T-ARA」の商標権を出願した。

 この商標の指定商品はダウンロード可能な音楽、携帯電話の着信音、音楽公演が収録された電子メディア、歌手公演業、大衆音楽コンサート組織業、Tシャツや靴など各種ファッション製品、化粧品などで、商標権が登録されればT-ARAのメンバーはMBKの許可なくこれらの事業を行うことができなくなる。

 MBKが商標権出願を行ったのは、T-ARAの4人のメンバーとの専属契約が終了した昨年12月31日の3日前だ。

 同社の関係者は聯合ニュースに対し「商標出願したのは間違いない」とし、「『ティアラ』というブランドに対し、会社が権利を持つのが当然なので登録(出願)した」と述べた。

 T-ARAのメンバーに事前にこのような事実を伝えたのかとの質問には「そのような話はしていない」と答えた。

 一方、メンバーのヒョミンは写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿し、「メンバーはこれからどこにいてもいつでも一緒だ」とグループは解散しないと強調した。

 これにより、T-ARAはCUBEエンターテインメントから独立した男性グループのBEASTが「Highlight(ハイライト)」、SMエンタテインメントの男性グループ、東方神起から分裂した元メンバーが「JYJ」として活動しているように、新たなグループ名を決めなければならない。

 また、グループ名を巡って法廷で争われる可能性も排除できない。男性グループSHINHWA(神話)は、SMエンタテインメントから「神話」の商標権を譲渡された会社から2012年に訴訟を起こされ、調停の結果15年に商標権を取り戻した。

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