女優キム・ヒョンスクが、『ブッとび! ヨンエさん』への並々ならぬ愛着を示した。キム・ヒョンスクは28日午後、タイムスクエア(ソウル市永登浦区)のアモリス・ホールで開かれた新月火ミニシリーズ『ブッとび! ヨンエさん』(tvN)第16シーズンの制作発表会に出席し、「新たな、第二幕のオープン。初心に戻った感じ」と強調した。

 2007年に第1シーズンが放送された『ブッとび! ヨンエさん』は、韓国最長寿のシーズン制ドラマ。いつの間にか第16シーズンを迎えた。30代の社会人女性を代表していたイ・ヨンエ(キム・ヒョンスク)は40代にさしかかった。今シーズンでは、ついに恋人イ・スンジュンとの結婚に踏み切る。14年に同い年の実業家と結婚し、ウエディングマーチを奏でたキム・ヒョンスクは「実際に経験した感情なので、表現するのに役立つ」と語った。

「昨シーズンはかなり評判が悪かった。(笑いながら)視聴者も一緒に年を取っていくのに、イ・ヨンエの三角関係は繰り返されるばかりと思われたみたい。これまでシングル女性の生き様を描いてきたのに、結婚という大きな変化は怖くもある。けれど台本を読んで自信が出てきた。それだけに、共感できるドラマにしたい」

 シリーズが始まって10年が流れたが、キム・ヒョンスクにとって同作はいつもそわそわする存在だ。手抜きをする隙を与えない脚本家のせいだ。キム・ヒョンスクは「シーズン2に、道端で用を足すシーンがある。これよりショッキングな場面なんてあるだろうかと思っていたが、おむつのシーン、腋毛のシーンなど、絶えずアイデアが出てきた。緊張の糸を緩められない」と笑った。同時に、初心に戻るため過去のシーズンをたんねんにチェックしているキム・ヒョンスクの努力もそこにあった。

 キム・ヒョンスクは1998年に演劇『真冬の花を見たように』でデビューした。その後、しばらくはお笑い芸人として『ギャグコンサート』で活躍していた。『ブッとび! ヨンエさん』は、キム・ヒョンスクに女優という肩書を取り戻させた作品だ。昨年はtvN 10 Awardドラマ部門皆勤賞を受賞した。

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