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キム・ジュヒョクさんと最後の別れ、葬儀しめやかに
俳優キム・ジュヒョクさんが遺族や仲間、恋人に見送られ、この世に永遠の別れを告げた。
ソウル峨山病院葬儀場(ソウル市松坡区)で2日午前11時、キム・ジュヒョクさんの出棺が行われた。
出棺に先立ち、遺族や所属事務所ナム・アクターズの関係者、知人らが参列する中、非公開により告別式が営まれた。告別式が行われた会場の前では、ナム・アクターズの関係者や警備員らが取材陣や一般人の出入りを制限していた。
出棺はメディアにも公開された。故人の遺体が納められた棺を知人らが霊柩車へと運んだ。芸能界の仲間たちも後に続いた。バラエティー番組『ハッピーサンデー』の人気コーナー「1泊2日」(KBS第2)の関係者やユ・ジュンサン、ト・ジウォン、キム・ジス、イ・ユンジ、イ・ジュンギ、ファン・ジョンミンらが告別式並びに出棺に参列し、故人を見送った。彼らは出棺の際に涙を流し、周囲の人たちを切なくさせた。
キム・ジュヒョクさんと交際していた女優イ・ユヨンはうつむいたまま、故人を見送った。イ・ユヨンは殯(ひん)所(出棺まで棺を安置する場所)が設けられた10月31日からずっと故人のそばに寄り添っていた。やややつれた顔のイ・ユヨンは、恋人の死がまだ信じられないかのようにぼんやりした表情を浮かべており、痛々しい様子だった。
遺族やイ・ユヨンらは霊柩車に乗り込み、故人が埋葬される忠清南道瑞山市大山邑大路里にある家族納骨墓に向かった。知人や俳優仲間たちはバスに乗り、後に続いた。
この日、殯所前にはソン・ユナ、ハン・ヘジン、ハ・ソクチン、チャン・ナラ、シン・ヒョンジュン、チョン・ボソク、キム・ミョンミン、チェ・ジウらのほか韓国の芸能事務所、映画制作会社、配給会社から贈られた弔花が飾られていた。
なお、キム・ジュヒョクさんは俳優だった故キム・ムセンさんの息子で、1998年にSBS公採タレントとしてデビュー、多くの作品に出演した。また、『ハッピーサンデー』の「1泊2日」コーナーにレギュラー出演し、親しみのあるイメージで人気を集めた。キム・ジュヒョクさんは今年も映画『石造邸宅殺人事件』やドラマ『アルゴン』(tvN)に出演するなど、積極的に活動してきた。