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黄金バスがシティツアーバスに生まれ変わる! /済州
今年11月、中国人など外国人観光客だけをターゲットにした「済州黄金バス」と韓国人が対象だった「済州市ツアーバス」が、誰でも乗車することができる「シティツアーバス」に統合される。黄金バスは、運行事業者免許が満了となる10月末まで運行される。主な観光スポットをめぐる済州市ツアーバスは、公共交通体系の改編に合わせ、すでに運行を中断している。
シティツアーバスは済州国際空港を起点に、済州民俗自然博物館-バスターミナル-東門市場-道頭峰-漢拏樹木園など既存の路線に新しい観光スポットを加え、運行される予定。済州道の観光協会は来年4月に2階建てバスを導入し、夜間運行プログラムも用意する予定だという。2階建てバスを導入するまでは、黄金バスをシティツアーバスとして活用する。ただし、バスの色やデザインは済州の美しい自然な観光スポットを象徴するものに変更する予定だ。料金は決まっていないが、一日自由券と1回利用券に分けて運行する方針だという。
黄金バスは外国人観光客を対象に、2014年11月に登場。2015年に3万4000人、2016年には3万5000人ほどが利用した。終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐる問題で済州を訪れる中国人観光客が激減した今年3月以降は、東南アジアや日本からの観光客を中心に月2000-3000人が利用している。