スターインタビュー
インタビュー:『南漢山城』パク・ヘイル「先輩二人の演技に学んだ」
俳優パク・ヘイルが、映画『南漢山城』で共演したキム・ユンソクとイ・ビョンホンの演技に感嘆を禁じ得なかったと告白した。
パク・ヘイルは9月27日午後、ソウル・三清洞のカフェで『南漢山城』のインタビューに応じ、「先輩二人の演技は火になったようで、凍てついた氷のようでもあった」と語った。
『南漢山城』は、作家・金薫h(キム・フン)の同名の小説が原作の映画。丙子胡乱(1636年に起こった清の朝鮮侵略)のさ中、南漢山城で孤立した国王・仁祖と臣下の物語だ。キム・ユンソクは「オランカイに降伏するより命を捨てる覚悟で戦うべき」と主張する斥和派の金尚憲(キム・サンホン)を、イ・ビョンホンは「命あってこそ死があるのだから、清と和平すべき」と主張する主和派の崔鳴吉(チェ・ミョンギル)を演じた。パク・ヘイルは国王・仁祖の役を務め、対立する二人の臣下の話を聞いて決定を下さなければならない演技をみせた。
パク・ヘイルは「私を前に、キム・ユンソク、イ・ビョンホン両先輩がそれぞれ立場を語り、演技をした。自分は客観の立場で二人の話を聞く、という考えを最初から一貫させた」と語った。
パク・ヘイルは、キム・ユンソクとイ・ビョンホンが火のように吐き出す演技に、最も近い最前列で接した最初の観客でもあった。「私も学んだんじゃないか」と告白するパク・ヘイルは「二人の演技を見ながら、どうすればあのような演技を自分なりにできるだろうか、と考えた」「撮影現場は(自分にとって)教育現場のようなものだった。心の底からそう思う」と振り返った。
さらにパク・ヘイルは「キム・ユンソク先輩はライブの勢いをほとばしらせ、イ・ビョンホン先輩は精製されてはいたが爆発的なエネルギーをぶちまけた。タイプが違う二人の先輩のやることを、どうすれば自分なりに受け入れられるか悩んだ」と語った。
映画『南漢山城』は10月3日封切り。