満19歳未満の芸能人10人中6人が芸能活動期間中、きちんと登校できていないことが分かった。

 国会・教育文化体育観光委員会の金炳旭(キム・ビョンウク)議員=共に民主党=が韓国コンテンツ振興院から入手した「2016大衆文化芸術産業深層研究報告書」によると、ドラマ・映画の撮影やアルバム発売後という主な芸能活動時期に「毎日登校する」と答えた満19歳未満の芸能人は35.3%に過ぎなかった。「週2-3回登校」という回答は47.1%、「月1-2回登校」は5.9%、「ほとんど登校していない」は11.8%だった。満19歳未満の芸能人の10人中6人以上が学習権を保障されていないということだ。

 現行法は「芸能事務所が満19歳未満の青少年と契約をする時は学習権を保障する措置を契約に含めなけらばならない」と規定している。しかし、調査の結果、満19歳未満の芸能人が所属している事務所のうち、別途に契約書を作成しているのは20%に過ぎなかった。別途の契約条項はないが、「飲酒・風俗店立ち入り禁止」「過度な露出強要禁止」などの生活指針を設けている事務所は40%、こうした指針もない事務所も40%に達した。

 契約条項や生活指針を設けている事務所のうち58.3%は学習権保障を規定していた。ところが、これらの事務所の52.9%は、満19歳未満の芸能人が登校しているかどうかや、登下校時間などを特に確認していないと答えた。

 満19歳未満の芸能人の夜間活動も保護されていないケースが多かった。これら芸能人の所属事務所の75%は「夜間活動が必要になるたびに随時同意を求める」と答えた。特に同意を求めなかったり(10%)、作品制作の当初に1回だけ同意を求めたり(5%)する事務所もあった。現行法では、満19歳未満の芸能人の夜間活動に対して所属事務所が必ず事前に同意を得るよう規定している。

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