歌手の故キム・グァンソクの娘ソヨンさんが、10年前に急性肺炎で死去していたことが分かった。

 京畿道の竜仁東部警察署が20日に明らかにしたところによると、故キム・グァンソクの娘ソヨンさんは2007年12月23日午前、京畿道水原市の大学病院で死去した。当時自宅で倒れたソヨンさんは、119救急隊によって病院に搬送されたが、治療の甲斐なく息を引き取ったという。

 警察関係者は「解剖の結果、犯罪を疑わせる部分はなく、内偵を終えた事件」と伝えた。当時の解剖の結果、急性肺炎で死亡したことが分かり、亡くなる数日前にも病院で治療を受けた記録があることが判明した。

 これに先立って告発ニュースは20日、キム・ソヨンさんの死亡は「過去10年間ソヨンさんが行方不明状態であることを確認し、家族側の同意を得て19日に竜仁東部警察署へ行方不明の届出を行う過程で判明した」と報じた。

 映画『キム・グァンソク』の演出を手掛けたイ・サンホ告発ニュース記者は、あるメディアに「キム・グァンソクの妻ソ・ヘスン氏は、結婚前既に嬰児殺害の前科があり、キム・グァンソクに関しても他殺の疑いがかなり強かった。なのでこの事件自体も、疑わずにはおれない」「背は高くなかったが明るく元気だった娘ソヨンさんが17歳で死んだというのは、到底病死だとは考え難いと思う。今度ばかりは徹底した捜査が必ずなされるべき」と語った。

 キム・グァンソクの娘ソヨンさんは、06年8月にキム・グァンソクのパッケージアルバムが発売される直前、韓国を訪れた後に行方が分からなくなっていた。ソ・ヘスン氏はこれまで、娘の行方を尋ねる知人に「ソヨンは米国でちゃんと暮らしている」とうそをついてきたという。ソさんは、最近公開された映画『キム・グァンソク』にて、1996年に死亡したキム・グァンソクの他殺疑惑で主な容疑者にも挙げられた。

 さらに、ソ・ヘスン氏がこのところ米国移住の準備を行ってきたことも判明。出国が迫っているといわれ、論争が大きくなっている。

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