慶尚南道昌原市は8月29日、「2018 昌原訪問の年」を公式に宣言した。これに合わせて昌原市は推進団を結成し、4大分野125項目の詳細な推進計画を整備するなど「2018 昌原訪問の年」を準備している。

 昌原市は、2018年に年間通して1500万人を同市に誘致するという目標を立てた。これは、16年に昌原市を訪れた観光客1095万人に比べ37%ほど多い数字だ。このため同市は現在▲昌原観光の魅力PR▲見どころ、楽しみどころの発掘▲観光に不便な要素の解消-などを推進している。まず同市は、PRのため韓国内外のメディアなどを通して広報マーケティング活動を進める。

▲8月29日に開かれた「2018 昌原訪問の年」宣言記念式で、安商守市長ほか来賓が記念のセレモニーを行っている様子。

 また昌原市は、見どころや楽しみどころの発掘のため、観光客が滞在型観光を楽しめるようにインフラを拡充している。同市は、主な観光地でユニークな観光ライトアップを演出する「夜が美しい都市」づくり、体験スポーツ施設の建設、NUBIJA(昌原市公営のレンタル自転車サービス)ツアーコースの運営、産業観光商品の開発など、昌原のどこでも楽しめる観光アイテムを準備している。

 訪問客の気軽な観光のための対策も整えた。昌原市は、地域ごとの拠点案内所の構築および運営、1330観光案内電話の導入、中・低価格の優良宿泊施設の確保、バス情報システムの改善などを推進している。また、汎市民親切・ほほ笑み運動の展開、飲食宿泊業者・運送業者への親切教育を通して、観光しやすさも底上げする計画だ。

 このほかにも昌原市は、第16回世界韓商大会、K-POPワールドフェスティバル、馬山カゴパ菊花まつり、鎮海軍港祭、昌原彫刻ビエンナーレ、世界射撃選手権大会などのメガイベントを通して、昌原訪問の年をアピールしていく計画だ。

▲2018昌原世界射撃選手権大会のポスター

 特に、8月31日から9月14日にかけて昌原市で行われる「2018 昌原世界射撃選手権大会」は、120カ国・4500人という大規模な選手団が参加すると予想されている。これに合わせて昌原市は、大会を成功裏に開催するための準備はもちろん、大会に関連して韓国内外の観光客が目にできるさまざまなイベントを計画している。

 安商守(アン・サンス)市長は「2018昌原訪問の年は、これまで我が市で準備してきた観光政策を集大成、点検してみることにより、昌原の観光産業をワンランクさらに跳躍させるための橋頭保という役割を果たすことになるだろう」と語り、「2018昌原訪問の年が成功を収められるよう、市民の皆さんは積極的に協力してくれるだろう」と期待を示した。

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