韓国最大の避暑地とされる釜山・海雲台海水浴場を訪れる人が毎年減少している。 海雲台区は、今年6月から8月17日までに海雲台海水浴場を訪れたのは1126万9000人で、昨年同期(1215万人)に比べ7.3%減少した、と8月19日に発表。 こうした数値は、フェルミ推定により算出されたもの。携帯電話を利用したデータの分析結果を見ると、今夏海雲台海水浴場を訪れた人は576万人で、さらに少ない。 海雲台海水浴場を管理する海雲台区観光施設事業所では「昨年は異常高温により非常に暑かったため、海水浴場を訪れる人が少なく、今年は首都圏では梅雨が長かったが、南部地方は猛暑が続き、海を訪れる人がむしろ減少したものとみられる」と分析している。

 東海岸一帯の海水浴場も、事情はさほど変わらない。8月13日までに江原道内の海水浴場93カ所を訪れた人は2040万3600人と推定される。これは、昨年同期(2219万7844人)に比べ8.3%ほど少ない。 江原道環東海本部の関係者は「ソウル-襄陽高速道路の開通により、観光客が増えるものと期待していたが、毎週末雨が降り、訪れる観光客の数が昨年に比べ減っているようだ」と説明した。同関係者は、海水浴場に代わる新たな避暑地がたくさん登場したことを受け、観光客が減少したものとみている。 以前はイモ洗い状態の海水浴場に出掛けることで避暑を楽しめると思われていたが、最近はさまざまな施設を備えたウォーターパークや複合施設が登場し、海水浴場に集まっていた人たちが分散する傾向が見られるというわけだ。

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