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韓国映画「軍艦島」が新記録 公開初日に97万人動員
【ソウル聯合ニュース】26日に韓国で封切られた映画「軍艦島」(原題)が公開初日に97万人以上の観客を動員し、これまでの記録を更新した。
韓国映画振興委員会のデータによると、26日に97万352人が同作を鑑賞し、公開初日の観客数最多記録を打ち立てた。この日の売上額シェアは71.4%に達し、事前試写会の観客を含めた累計観客数は99万1811人となった。
これまでの最高は先月公開されたトム・クルーズ主演の「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」で、公開初日に87万2965人を動員した。
「軍艦島」は、初日に計2027スクリーンで1万174回上映され、スクリーン占有率は37.1%、上映回数占有率は55.3%だった。
同作のスクリーン数は昨年公開された「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」の1991スクリーンを超え、過去最高を記録した。
一方で交流サイト(SNS)や映画界では、同作のスクリーン独占について問題提起する声が上がっている。
映画監督のミン・ビョンフン氏は26日、SNSで「軍艦島」のスクリーン数について言及。「寡占を越えてこれは狂気だ。共存は期待もしない。ただ、一抹の良心はあらねばならない。恥を知れ」と書き込んだ。
「軍艦島」は、日本による植民地時代に端島炭坑(軍艦島、長崎市)に強制徴用された朝鮮人が命がけで島を脱出しようとする姿を描いた作品。2015年に「ベテラン」で1340万人を動員したリュ・スンワン監督がメガホンを取り、ファン・ジョンミン、ソ・ジソブ、ソン・ジュンギ、イ・ジョンヒョンなどが出演して話題を集めた。