ファッション
老若男女に好まれるブラック&ホワイト・アイテム
四季を問わず、多くの人から好まれているカラーを挙げるとすれば、何と言ってもブラック&ホワイトだ。ファッションの基本となり、誰でも着こなすことができ、長い間愛されてきたクラシカルなブラック&ホワイト・アイテムを見てみよう。
◆シックで重みのある魅力のブラック・アイテム 重みがあって洗練された印象を与えるブラックは、シックなのと同時に品位を高めてくれる代表的なアイテム。スタイルをほっそり見せてくれる効果があるだけでなく、ほかのラインや形態を際立たせてくれる。オランダ出身の画家ピエト・モンドリアンの作品で、画面を分割する黒いラインがほかの原色をよりいっそう鮮やかに際立たせている原理と同じだ。 ポイントとなるアイテムを目立たせたかったり、反対に華やかな服を落ち着いた雰囲気に見せたいとき、ブラックを選択するとよい。ブラック・アイテムを選ぶとき注意すべき点は、あまり野暮ったかったり、重々しい服は避けるということ。 デザインが際立つ、軽くて涼しげな素材を選べば、重苦しい感じを緩和でき、華やかなTシャツにブラックのボンバージャケットを羽織り、靴はエスパドリーユを合わせると、洗練されたおしゃれ感を生かすことができる。これにクラシカルな印象の革ベルトの腕時計や普段使いにピッタリのリュックを着用すれば、完ぺきなブラック・クラシカル・ルックのでき上がり。
◆さわやかなで華やかな魅力のホワイト・アイテム ホワイトは純粋で清らかなイメージを象徴するカラーで、ブラックとともに「国民的カラー」と呼ばれる。最近のような季節にピッタリのカラーで、その色一つだけでオシャレを表現できるが、さまざまな柄や素材、デザインを加えることで、よりいっそう輝きを増す。 平凡に見えがちなホワイトのシャツにチェック柄が入ると、よりいっそう洗練された印象になり、革製のカジュアルなフラットシューズを合わせれば、品のあるスタイリングを演出できる。頭からつま先まで、オール・ホワイト・ルックを無理なく着こなしたかったら、柄物や素材の異なるアイテムを選ぶとよい。 例えば、ワニ革特有のデザインが際立つミニショルダーバッグや涼しげな印象の革ベルトの腕時計は、すっきりしていて高級感があり、どんな服にも合わせやすく、長い間使える万能アイテムになるだろう。