歌手イ・ヒョリが、先行公開曲「SEOUL」について、2016年冬に光化門で「ろうそくデモ」に加わったときに書いたナンバーだと語った。

 イ・ヒョリは4日午後2時、ソウルの建国大学新千年館大公演場でアルバム『ブラック』の先行公演を行った。その席でイ・ヒョリは「先行公開曲『SEOUL』は、世の中が大変だった昨年冬、光化門で『ろうそくデモ』が行われたときに書いた曲」と語った。

 イ・ヒョリは「ソウルが華麗で美しい姿をしていたときは分からなかったけれど、(大変な情勢の中で)動揺するソウルの姿を見ていて、自分の暮らしてきた故郷がかわいそうだとぼんやり感じた」と説明した。

 さらにイ・ヒョリは「もしソウルが明るく感じられたなら『SEOUL』もまた明るく書いていただろうが、当時の印象を込めようとする中で、私が見た当時のソウルは明るくなかった。人気曲の中にも都市を称賛する印象のナンバーは多いが、『SEOUL』のように、都市の暗い断面や憂鬱さを描くことができたらどうだろうと思ってこの曲を作ってみた」と語った。

 リード曲「ブラック」は、イ・ヒョリが作詞し、メロディーはキム・ドヒョンと共同作曲した。華麗な色合いのメーク、カメラのレンズの裏に潜む自分の本質へ回帰したいという思いで「黒」になぞらえた。

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