江原道の海が進化している。蚊のいない海、ドローンが飛ぶ海、サーフィン専用ビーチ、海辺の図書館など、新たな姿で観光客の心をつかんでいる。
 
 高城郡は7月14日に一斉に海開きする海水浴場27カ所を蚊のいない海にする。昨年、松池湖やボンス台、白島、三浦、ファジン浦などの海水浴場5カ所を蚊のいない海として試験運営した結果、観光客の満足度が高く、今年から地域内の全ての海水浴場に拡大し、運営することにした。蚊を追い払うため、デイジーやラベンダー、レモングラス、バジルなどの植物10種余りを利用。海辺やキャンプ場、トイレの周りにこれらの植物を集中的に植える。また、キャンプ客がテント内に置けるよう、鉢植えの植物およそ100個を無料で貸し出す計画だ。
 
 江陵市の鏡浦海水浴場には「ドローン人命救助隊」が登場。同市は海水浴場の上空にドローン2台を交替で飛ばし、波を観察したり、人命救助など事故対策に活用する。また、鏡浦海水浴場の松林には本2000冊が用意され、「海辺の図書館」に様変わり。ここでは本を読めるほか、クラシック公演も無料で楽しめる。
 

 東海市の望祥オートキャンピングリゾートには、日光浴やビーチバレーなど夏のレジャーを楽しめる専用空間が登場。市は3万2500平方メートルの海辺のうち4000平方メートルにサンベッドやビーチパラソル、ビーチバレー専用コートを設置し、無料で提供する計画。観光通訳案内員も常駐し、外国人観光客を手助けする。
 
 襄陽郡には、異国情緒あふれる雰囲気の中、情熱的なパーティーが繰り広げられるサーフィン専用の「サーフィービーチ」がある。ラオンサーフィーリゾートが2015年、河趙台海水浴場一帯にオープンした韓国初のサーフィン専用ビーチだ。40年間にわたり、軍事地域で出入りが統制されていた海岸でサーフィンが楽しめる。また、夜にはDJ公演やパーティーが繰り広げられる。プロサーファーが指導するスクールで、各レベルに合った講習も受けられる。一方、竹島、広津、イング海水浴場でもサーフィンができる。江原道の関係者は「特色ある海水浴場の運営、豊富なイベントで、また訪れたいと思ってもらえるよう努力したい」と語った。

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