最近、固定観念を覆す「反転ドリンク」が消費者たちの関心を集めている。個性や多様性が重視されるようになり、自分の好みに合ったドリンクを求める人が増えたことを受け、各メーカーは特色のある商品で好奇心や購買意欲を刺激している。ノンアルコールビール、眠りを誘う炭酸飲料など、一見合わなそうな組み合わせの「反転ドリンク」を見てみよう。

◆ノンアルコール麦芽飲料
 

 夏になると冷えたビールが恋しくなる。しかし、さまざまな理由で飲めない人たちのため、これに代わるアルコール度数0.00パーセントのノンアルコールドリンクが登場し、人気を集めている。ハイト真露飲料の「ハイトゼロ0.00」は、100パーセント欧州産の最高級アロマホップを使用し、麦芽本来の味と香りを楽しめる麦芽飲料で、ノンアルコールながらソフトな泡、さわやかなのどごしを楽しめる。アルコールがほしいとき、アルコールが入っていなくても十分に気分を味わえるドリンクだ。

◆眠りを誘う炭酸飲料
 炭酸飲料が睡眠を助ける? やや異質だが、消費者の好奇心を刺激する組み合わせだ。ロッテ七星飲料は最近、快眠のためのリラックス炭酸飲料「スイート・スリープ」を発売。この商品には、ストレスや緊張の緩和に役立つ天然アミノ酸L-テアニン200ミリグラムのほか、ローズヒップ、レモンバーム、カモミールなど3種のハーブ抽出物、ビタミンB群(B3、B5、B6)、キシリトールなど8種の成分が含まれている。また、寝る前に負担なく飲めるよう0カロリーなのもうれしい。

◆ヨーグルト味の水
 

 ここ数年、水代わりに飲めるフレーバーウオーターが相次ぎ登場している。ただ単に水を飲むよりも、ビタミンなどが含まれていることで体内への吸収を助け、栄養面でも優れており、桃フレーバー、レモンフレーバーなど香りが付いていて、気軽に水分を摂取できるようになった。セブンイレブンは最近、ヨーグルト味の「ヨーグリモン・プレーンウオーター」を発売した。人気キャラクター「ドラえもん」のパッケージでかわいらしいデザインになっており、無色透明な水のように見えるがヨーグルトの香りが漂い、一般のジュースに比べすっきりした味わいを楽しめる。

◆さわやかなフルーツ味の豆乳
 チョン食品は豆乳にチェリー、ザクロの果汁を加えてつくった「チェリーザクロ豆乳」を発売。これは「しっかりフルーツの噛み応えがある豆乳」シリーズの第4弾で、植物性タンパク質が豊富な豆乳とチェリー、ザクロ特有のさわやかな味、ナタデココのコリコリした食感が調和し、食べる楽しみもある。「しっかりフルーツの噛み応えがある豆乳」は、豆乳は牛乳の代替品というこれまでの認識を打ち砕き、フルーツを加えることでさわやかな味わいと食感が楽しめるようになり、人気を集めている。

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