映画『続・深夜食堂』のプロモーションのため韓国を訪れた俳優・小林薫が1日午後、同作の試写会に登場。「マスター」の魅力が『深夜食堂』シリーズの人気の要因になっているようだと語り、注目を集めた。

　小林薫は、深夜0時から朝7時までオープンしている深夜食堂の主人にして、顔に大きな傷跡がある料理人「マスター」の役。これまで9年にわたり、『深夜食堂』テレビシリーズと映画『深夜食堂』『続・深夜食堂』に出演してきた。

　小林薫は「僕が持った感想、印象で監督さんに伝えたことの一つは、観客にしても食堂の客にしても、これほど大勢の人が『深夜食堂』を訪れるのに、マスターに何の魅力もなかったら人がこんなには来ないだろうと思った」と語った。

　さらに「マスターがあまりに職人気質で無口でとっつきにくい性格だったら、こんなに長く、大勢の人が訪れることはないだろう。もうちょっと、このキャラの人間的な部分が表現されたらどうだろうかと思った。粗相をするというか、失敗するとかお茶目だとかいうこともあり得る。そういう人を引き付ける人間的な部分があれば、入れるのもいいと申し上げた」と説明した。

　また「それを、どこでどうやるのかは分からない。適当なところで、人を引き付けるものがあればいいと監督さんと相談したことはある」と付け加えた。

　映画『続・深夜食堂』は今月8日に韓国で公開される。