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安心・安全! みそやしょう油を手作りする若い母親が増加
ソウル市江南区在住の会社員キムさん(25)は先日、国産ヒヨコマメと黒豆を使い昨年12月に作った自家製みそ玉で、みそとしょう油を作った。みそ玉作りは、豆を12時間以上ふやかして蒸した後、つぶして四角く成形してから発酵させるという、複雑な過程を経なければならない。「黒カビがつかないよう衛生的な取り扱いに気を付けなければならない」と話すキムさんは、食品乾燥機でみそ玉を乾燥させ、電気カーペットの上に置き、布団で覆って発酵させたという。キムさんは「布団の奥まで顔を入れなければ、においもあまり気にならない」と語った。
みそ玉を砕いてみそやしょう油を醸造する過程も複雑だ。しっかりと消毒した甕に塩水を注いだ後、みそ玉と熱した炭を入れ、消毒しなければならないからだ。これらの過程を全て経た後、日当たりのいいベランダで1-2カ月熟成させる。キムさんは「会社勤めをしながらみそやしょう油まで作ろうと思ったら大変。買って食べる方がずっと楽だが、アトピーを患う6歳の息子のため、2年前から自分でみそやしょう油を作っている」と語った。
最近、正月に自分でみそやしょう油を作る若い母親が増えている。みそ玉から作ったり、みそ玉を購入するなどして、家でみそやしょう油を作っているという。新世界デパートは今年2月、全店舗でみそ玉バザーを開催。名人が作ったみそ玉や粉末タイプのみそ玉、自分で唐辛子みそを作れるよう粉唐辛子や水あめなどがセットになった唐辛子みそDIYセットなどを販売したところ、一日の売り上げが1500万-2000万ウォン(約150-200万円)に達した。インターネットショッピング業界でも一昨年から、陰暦の1月になるとみそ玉や天日塩、計量カップ、炭、唐辛子などをまとめたセット商品を販売している。
みそを作るのにかかる費用は、買って食べるのに比べ大幅に安いというわけではない。一般的に、1.5-2キロ入りのみそ玉3個をわらでくくったものが販売されているが、1セット6-8万ウォン(約6000-8000円)ほど。甕も10万ウォン(約1万円)前後だ。さらに、塩水を作り、甕を消毒するなど手間がかかる。自分で豆からみそ玉を作る場合、みそ玉を買うよりは安く済むが、その過程が複雑で、豆が傷んだりみそ玉がうまく発酵しないことがある。
6年前からみそ・しょう油づくりをしているというソウル市城東区在住のチェさん(44)は「微小粒子状物質(PM2.5)のため、甕のふたをたびたび開けることはできないが、自分で作ったみそを食卓に出すことができて満足。天日塩の代わりに竹塩を使用しており、市販されているみそに比べ賞味期限は短いが、より体にいい気がする」と語った。昨年からみそを作っているという主婦パクさん(33)も「子どもの免疫力を高めるため、みそを使った料理をよくしているが、自分で作っているのでどんな材料が入っているのか、どのように作ったのかはっきり分かっていい。最初はままごと遊びのようにスタートしたが、大変だけどこれからもずっとみそやしょう油を自分で作るつもり」と話している。