民間交流団体である韓日酒文化交流会は3月17日、18日の両日および28日、全国の醸造場を訪ねる現地踏査イベントを実施した。韓日酒文化交流会は韓国と日本の記者やコラムニスト、ワインソムリエ、醸造専門家らによる集まりで、2016年12月に発足式を開催した。

 今回訪問した醸造場は、初のプレミアムマッコリで有名な京畿道華城市のペヘジョン都家をはじめ、京畿道安山市・大阜島のグランコトー・ワイナリー、釜山市の金井山城土産酒、チョウセンゴミシワインやブランデーで有名な慶尚北道聞慶市のオミナラ、プレミアム濁り酒ムニを製造している聞慶酒造、丹陽八景(忠清北道丹陽郡)に抱かれた大崗醸造場など。ほとんどが農林畜産食品部(省に相当)によって「訪ねる醸造場」に指定されている場所だ。特に、ペヘジョン都家やグランコトー・ワイナリー、金井山城土産酒は、日本のコラムニストやブロガー、ワイン専門家が熱い取材合戦を繰り広げ、同時に醸造場ツアーコースとして企画された。一つは水原城、隆健陵、ペヘジョン都家を経て、済扶島や炭島港、グランコトー・ワイナリーへと向かう西海ツアーで、 もう一つは聞慶セジェそばにあるオミナラを筆頭に、聞慶酒造、月岳山を経て丹陽八景の一つである舍人厳、最後に丹陽インターチェンジそばの大崗醸造場を訪れるコースだ。

 今回イベントに参加したコラムニストでワインディレクターでもある韓日酒文化交流会理事のササキさんは、シンプルの美学を追求する日本とは異なり、韓国の酒文化はその多様性に特化されているとし、韓国の伝統酒文化をよりいっそう研究するとともに、引き続きツアーを計画したいと話している。

 伝統酒ギャラリーのイ・ヒョンジュ館長は、最近伝統酒への関心が高まっているとし、バラエティー番組『ハッピーサンデー』の人気コーナー「1泊2日」(KBS第2)でも伝統酒を取り上げるなど、酔う文化から本格的な味や文化を楽しむ時代へと変わりつつあると語った。

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