歌手で俳優のキム・ヒョンジュン（30）が法廷に立った。詐欺未遂などの罪で起訴された元交際相手の裁判に、証人として出席するためだ。

　キム・ヒョンジュンは1日午後、ソウル市松坡区文井洞のソウル東部地裁に姿を見せた。白いシャツに黒いスーツという姿で現れたキム・ヒョンジュンは、同地裁刑事4単独部で開かれる元交際相手の第2回公判に出席するため、特に何も語ることなくすぐに法廷へと向かった。

　第2回公判におけるキム・ヒョンジュンの証人尋問は、非公開で行われた。検察側は、先月18日に続いて非公開での証人尋問を要請した。キム・ヒョンジュンが、これまで法廷で激しい攻防を繰り広げてきた元交際相手の裁判に自ら出廷して何を語るのか、関心が集まっている。

　これに先立ち、元交際相手の女性は、今年3月5日に詐欺未遂および出版物による名誉棄損の罪でソウル東部地検から起訴された。今回の裁判の結果によっては、被告が起こした16億ウォン（現在のレートで約1億5600万円。以下同じ）の損害賠償請求訴訟の控訴審も新たな局面を迎える見込みだ。

　一方、キム・ヒョンジュンは最近、飲酒運転の罪（道路交通法違反）で検察から略式起訴（罰金200万ウォン＝約19万6000円）されている。