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YGエンタが制作会社設立 ドラマに本格進出=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の大手芸能事務所、YGエンターテインメントは27日、制作会社「YGスタジオプレックス」を設立し、ドラマ制作に本格的に進出すると明らかにした。
同社の関係者は「最近ソウル市内にオフィスを構え、MBCドラマ『善徳女王』や『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』などを演出したパク・ホンギュン・プロデューサーが来月入社する」と伝えた。ただ、それ以外の有名プロデューサーや放送作家の受け入れはまだ決まっていないという。
梁鉉錫(ヤン・ヒョンソク)氏が代表プロデューサーを務めるYGエンターテインメントは、歌手や俳優など芸能人のマネジメントに集中してきたが、今年から放送コンテンツ制作に本格的に乗り出すと発表。先月、韓国大手ポータルサイトのNAVERから1000億ウォン(約98億円)の投資を受け、音楽配信やドラマ・芸能・ウェブコンテンツなど、映像コンテンツ制作に事業領域を広げることを明らかにしていた。
業界では、新会社に移籍するプロデューサーは10人程度に上るとの観測も出ている。
YGは、昨年過去最高額で中国に輸出された「麗<レイ> 花萌ゆる8人の皇子たち」の制作と投資に参加するなどドラマ市場に関心を見せてきたが、直接ドラマ制作を行ったことはなかった。
同社だけでなく、大手芸能事務所やメディアグループは収益性の大きい韓流ドラマの制作に注力している。
大手芸能プロダクションのSMエンタテインメントは子会社のSM C&Cを設立し、多くのドラマを制作している。総合コンテンツ大手のCJ E&Mも制作会社の「スタジオドラゴン」を通じて「鬼<トッケビ>」(原題)、「青い海の伝説」(原題)などの人気ドラマを生み出すのに集中している。
YGの関係者は「YGスタジオプレックスを通じて、世界的に認められるコンテンツを作っていきたい」と述べた。