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コン・ユ主演『鬼』のロケ地をめぐるツアーが人気
19回目の誕生日を迎えたチ・ウンタク(キム・ゴウン)は波が押し寄せる防砂堤に座り、ケーキのろうそくを吹き消しながら願い事をする。その後ろから突然キム・シン(コン・ユ)が現れ、そばの花を差し出す。1月に終了した人気ドラマ『寂しくて光り輝く神-鬼』に登場するこの場面は、江原道江陵市内にある領津海岸の防砂堤で撮影された。東海(日本海)に突き出た防砂堤、打ち寄せる白い波は、主人公たちの感情をうまく表現し、2人に訪れる運命を予感させた。ドラマが話題を集めたことで、ロケ地も人気の観光スポットとなった。特に江原道江陵市、平昌郡には、ドラマの名シーンを振り返りながら思い出をつくろうという恋人たちが続々と足を運んでいる。
領津海岸には大小合わせて五つの防砂堤があり、そのうち2番目の防砂堤が、劇中キム・シンとチ・ウンタクが初めて出会うシーンを撮影した場所だ。ドラマに登場してから、平日は100人余り、週末になるとおよそ500人の観光客が訪れ、記念撮影をしているという。主人公が愛の告白をした平昌郡の月精寺にあるモミの木の並木道にもファンが押し寄せている。月精寺のイルジュ門から金剛橋まで続く1キロほどの並木道には樹齢80年以上のモミの木およそ1800本が茂り、まるで1枚の絵のようだ。特に冬には枝に雪が積もり、いっそう風情がある。
『寂しくて光り輝く神-鬼』のロケ地をたどる旅に出掛けるなら、キム・シンがチ・ウンタクを後ろから抱きしめ、視聴者たちのハートを揺さぶった竜平リゾート(平昌郡)の「空の庭園」も外せない。美しい雪景色が自慢でもあるここは、人気ドラマ『冬のソナタ』のロケ地としても有名だ。竜平リゾートでゴンドラに乗ると、約20分で空の庭園に着く。ここから散策路に沿って歩くと、800メートルほど離れたところにある発旺山の頂上に登ることもできる。
また大関嶺三養牧場(平昌郡)は、キム・シンが地上でも天上でもない場所で9年間にわたり一人さ迷っていたシーンを撮影した場所。海抜850-1400メートルのところにあり、雲に手が届きそうだ。