霊長類行動生態学の権威リチャード・ランガムは著書『火の賜物-ヒトは料理で進化した』で、すでに旧石器時代から人間は肉を焼いて食べていたという蓋然性を、いくつかの事例を挙げて説明している。京畿道平沢市にある「原始人カルビ」では、網の上で焼かれているカルビを見ると、狩りを終えた旧石器人たちの食卓が自然と思い浮かぶ。

 一般的な焼き肉店では、骨を取り除いた状態でカルビを提供するが、この店では骨を全て取り除くのではなく、一部付けたまま出している。客は骨に付いた肉をかじりながら、潜在的な原子本能を呼び起こす。

 とても肉厚なので、厨房で一度強火で焼いてから提供される。このようにして出されるのは原始人生カルビ(250グラム、1万3000ウォン=約1300円)と、原始人味付けカルビ(300グラム、1万3000ウォン=約1300円)。

 肉を味わった後には、自家製そば冷麺(7000ウォン=約700円)がオススメだ。焼き肉店にある冷麺にしては珍しくそばが60%も入っており、店で麺を打っている。

【原始人カルビ】京畿道平沢市碑前5路

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