映画
ホン・サンス監督「キム・ミニとは非常に近い関係」
ホン・サンス監督と女優キム・ミニが、「不倫騒動」以来、初めて公式の場に登場した。この席でホン・サンス監督は「(キム・ミニと)非常に近い関係」(I have close relationship with her)と語った。
ドイツで開かれているベルリン国際映画祭で16日(現地時間)、長編コンペティション部門の登場作『夜の海辺で一人』を手掛けたホン・サンス監督と主演女優キム・ミニが、公式の記者会見に出席した。この日、2人は撮影イベントで腰を寄せ合い、仲良くポーズを取った。またホン・サンス監督は、キム・ミニに外信記者の質問を通訳してあげるなど、和気あいあいとした雰囲気を醸し出した。
映画『夜の海辺で一人』は、既婚の男性と恋に落ちた女優が、旅行をしながら愛について悩む様子を描いた作品。
ホン・サンス監督は16日、「今回の映画は自伝的なストーリーなのか」という質問に対して「多くの監督が、自らの人生を反映させる。程度の差があるだけだ。私はかなりやる方」「自伝的なストーリーを盛り込もうとしたわけではないが、実際起こったことに近付けようと努力はした」と答えた。
またホン・サンス監督は「私はキム・ミニと非常に近い関係にある」と述べ、「キム・ミニによく意見を聞く。現場ではキム・ミニの意見を尊重した。毎朝シナリオを書くが、シナリオにはキム・ミニの意見と私の意見が反映された」と付け加えた。
キム・ミニは「監督との撮影はいつも新鮮で楽しかった。新たな経験ができた。一緒に撮影しながら、毎日次の場面が何なのかどきどきしていた。いい興奮で撮影に臨んだ」「日々の撮影が本当に楽しく、監督が望むことに集中しようと努力した」と語った。
また、「ヨンヒ」というキャラクターについては「自分がしている恋が本物の愛ならどういう態度で受け入れるべきか、理解していく過程にあるキャラ」と説明した。
なおホン・サンス監督は昨年、不倫説が持ち上がった後、夫人との離婚調停に失敗し、現在は離婚訴訟中だ。