映画
反政権文化人リスト疑惑 リュ・スンワン監督「きちんとした捜査を」
朴槿恵(パク・クンへ)政権に批判的な芸術家や俳優ら文化・芸術関係者をリストアップした「ブラックリスト」が作られていたという疑惑をめぐって、映画監督のリュ・スンワン氏が「国がいじめをやらせている」と強く非難し、きちんとした捜査を求めた。
リュ・スンワン監督は7日午前、ソウル市鍾路のソウル・アートシネマ(ソウル劇場)で開かれた「ブラックリスト対応映画人行動」(仮称)の記者会見に、韓国映画監督協会代表として出席した。
ブラックリスト疑惑について、リュ・スンワン監督は「国が個人の考えをコントロールしようとしたことが最大の問題。特に映画監督は、自由に考え、いかなるものにも束縛されず自由に映画を作ることが財産だろう。それを奪おうとするのは深刻な問題」と語った。
さらに「学校でのいじめも大きな問題なのに、(ブラックリストは)国がいじめをやらせている。映画界だけでなく、興行・美術・文化芸術全般にわたって繰り広げられたら、社会全般で国が個人をコントロール、抑圧するということが起こるだろう。だから断固として対処しなければならず、きちんとした処罰を要求する」と語った。