韓国と米国を行き来しながら活動している俳優イ・ビョンホンが、韓国人として遠い異国の地で、外国語で演技する苦しみを告白し、注目を集めた。

 最近、第15回ニューヨーク・アジアンフィルム・フェスティバル(NYAFF)に出席したイ・ビョンホンは、米国メディア「スクリーン・アナーキー」のインタビューに応じ、このように語った。記者から「最近公開された7本の映画のうち、韓国映画は2本だけ。韓国のファンに代って尋ねるなら、ハリウッドに行ってしまうのかと思えて心配」と質問されたイ・ビョンホンは、「そういう質問を米国人から受けるとは思わなかった」と笑い、「その心配はない」と答えた。

 イ・ビョンホンは「半々でやるのが自分にとっては一番いい。とはいえ、時にはハリウッド映画の方を多く撮り、時には韓国映画の方を多く撮る。その時その時で違う」と説明した。

 イ・ビョンホンは「知っての通り、韓国文化の中で、韓国語で演技をするのが、自分にとっては最善。米国映画を撮っていると、悲しい時、狂いそうな時もある」と告白。さらに「誰かについていこうと苦しんでいるように思える時もある。米国人俳優の誰かを真似しようとしている、ということ。よその国で、よその言葉で、よその文化を演じるのは本当に、本当に難しい。私はまだ適応しようと努力している最中」と付け加えた。

 一方、イ・ビョンホンは第15回NYAFFで「スター・アジア賞」を受賞した。また今年下半期には、韓国映画『マスター』『シングルライダー』、ハリウッド映画『荒野の七人』の公開を控えている。

ホーム TOP