韓国芸能事件簿
JYJユチョン 2人目の女性を「逆告訴」=虚偽申告で
【ソウル聯合ニュース】性的暴行の疑いで女性4人に告訴された韓国人気グループJYJのユチョンさん(30)が4日、ユチョンさんを告訴した2人目の女性に対する告訴状を警察に提出した。ソウル江南警察署が明らかにした。同日午前11時ごろ、ユチョンさんの弁護士が虚偽申告の容疑で同署に告訴したという。
ユチョンさんは遊興酒店(キャバクラのような店)やカラオケ店、自宅のトイレで性的暴行を加えたとして、6月に4人の女性からそれぞれ告訴された。最初に告訴した女性は告訴を取り下げたが、ユチョンさんはこの女性を先月20日、虚偽告訴と恐喝の容疑で告訴した。
一方、警察は2、3の両日にユチョンさんを出頭させ、性的暴行の容疑と、ユチョンさんが提出した告訴状に関する取り調べを行ったことが分かった。2日には午後に3時間、3日には午前に開始し12時間にわたる取り調べが行われた。
警察はユチョンさんが4回告訴され、虚偽申告や恐喝で逆告訴しているため、調査するべき内容が多く、今後少なくとも1、2回出頭させ、取り調べを行う方針だ。
ユチョンさんは先月30日に初めて警察に出頭した際、「多くの方々に心配をおかけして本当に申し訳ない。誠実に調べに応じる」と述べ、約8時間にわたる取り調べを受けた。
警察は、女性たちと性関係を持つ際に強制性があったかどうかなど性的暴行の容疑を中心に取り調べを行っている。
同事件について警察庁の姜信明(カン・シンミョン)庁長はこの日行われた記者懇談会で「ずっと前のことで物証がなくても、被害者の陳述が一貫していて理に適っていれば、有罪宣告を受ける判例が多い」とした上で、「このような部分も念頭に置いている」と説明。物証がなくても処罰される可能性があることを示唆した。