K-POP
4minuteも打ち破れなかった「アイドル7年目の解散ジンクス」
5人組女性アイドルグループ4minute=写真=が16日、正式に解散を発表した。所属事務所はメンバーのうちヒョナ(24)=本名:キム・ヒョナ=を除くメンバーと契約を更新しないことになったと述べた。4minuteは2009年にデビュー、「Hot Issue」などをヒットさせ、一時はトップアイドルに上り詰めたが、結局は「アイドル7年目のジンクス」を乗り越えられなかった。
アイドル7年目のジンクスとは、アイドルグループが結成されデビューしてから7年目に入るころ、メンバーの脱退や解散といった危機を迎えるという芸能界の通説だ。少女時代やWonder Girlsなども7年目にメンバーが脱退し、このジンクス通りになった。4minuteと同じ年にデビューしたYGエンターテインメントを代表する女性アイドルグループ2NE1もこのほどメンバーのミンジが脱退、BEASTなど男性アイドルグループでも今年、チャン・ヒョンスンが脱退して6人組から5人組になった。7年目のジンクスがある第一の原因は、公正取引委員会が制定した芸能人専属契約書標準規約だ。公正取引委員会は2009年、「芸能人奴隷契約」と言われた不合理な長期専属契約を防ぐため、専属期間を最長7年に制限した。当時10年以上の専属契約をしていたアイドルグループ・メンバーたちの専属契約期間がすべて7年になったため、東方神起などの韓流スターでもメンバーが脱退するなどの騒動になった。
また、契約更新の時期がやって来るとグループが揺らぐのは、このころになるとメンバー間で人気の差がはっきりし、俳優などほかの分野に専念するメンバーが出て、グループ自体の人気下降なども現れるためだ。4minuteのケースを見ると、ヒョナはソロ活動で米国公演を行うほど人気だが、ほかのメンバーの知名度は低い。結局、所属事務所はヒョナとだけ契約を更新し、ほかの4人は新しい所属事務所すら決まっていない状態だ。日本で人気を呼んだKARAの場合は、メンバーのうち1人が女優転身を宣言して脱退、その後新メンバーを入れたが、以前のような人気は出ないまま、結局解散に至った。
ある芸能事務所代表は「メンバーが変わらないまま10年以上、安定した活動を続けているアイドルグループは事実上、SHINHWAだけ。アイドルグループも各メンバーの人気がほぼ同じで、それぞれの活動領域を尊重するなど、さまざまな要素がなければ長続きできない」と語った。