今年で60年を迎えるミス・コリア選抜大会の歴史で、一番美しいのは女優キム・ソンリョン(49、1988年・真)だというアンケート調査の結果が発表された。2位にはキム・サラン(38、2000年・真)、3位にはコ・ヒョンジョン(45、1989年・善)が選ばれた。ミス・コリア「真」はグランプリ、「善」は準グランプリ、「美」は3位のことだ。

 これは、インターネット書籍販売サイト「イエス24」が本紙の依頼で先月25日から29日まで「ミス・コリア60年」に関するアンケート調査を実施、2504人(うち女性1442人)が回答した結果だ。「これまでで最も美しいミス・コリアを選ぶなら?」という問いで、キム・ソンリョンは620票(24.8%)を獲得、キム・サランの402票(16.1%)、コ・ヒョンジョンの340票(13.6%)を抑えて1位になった。イ・ハニ(2006年・真)、オ・ヒョンギョン(1989年・真)、チャン・ユンジョン(1987年・真)は100-200票前後を得て4-6位に名を連ねた。=表参照=

 1957年に始まったミス・コリア選抜大会は今年で60回目を迎える。今回のアンケート調査の回答者は30代が1038人と最も多く、次いで40代(624人)、20代(468人)の順に多かった。男性回答者はキム・サラン、キム・ソンリョン、コ・ヒョンジョンを、女性回答者はキム・ソンリョン、イ・ハニ、コ・ヒョンジョンを1-3位に選んだ。イエス24では「男女でミス・コリアの容姿を見る基準が少し違うことが分かった。好感度や最近の芸能活動などが影響を与えたものと考えられる」と説明している。

 これまでのミス・コリア入賞者は450人にのぼる。入賞を機に女優・アナウンサー・モデルなどになり、芸能活動をしているケースが多い。キム・ソンリョンは年齢を忘れさせるプロポーションやエレガントなイメージで好感が持たれている。映画『誰が竜の爪先を見たのか』(1991年)、ドラマ『王と妃』(1998-2000年)で演技力を認められ、現在はドラマ『ミセス・コップ2』に出演中だ。ドラマ『シークレット・ガーデン』(2010-11年)で存在感を知らしめたキム・サランは昨年のドラマ『愛するウンドン』で今も清純派女優であることを証明した。国民的ドラマ『砂時計』(95年)、『善徳女王』(09年)で印象深い演技をしたコ・ヒョンジョンは今年、チョ・インソンと共にドラマ『ディア・マイ・フレンズ』を撮影している。

 今回のアンケート調査で、女性回答者は「同じ顔になりたいと思うミス・コリアは?」という質問にも答えた。その結果、1位はキム・ソンリョン(380人)、2位はイ・ハニ(297人)、3位はキム・サラン(204人)だった。「最も応援したいミス・コリア」も1位はキム・ソンリョンで、以下イ・ハニ、コ・ヒョンジョン、キム・サラン、オ・ヒョンギョン、キム・ナムジュ、ヨム・ジョンア、ソ・ヒョンジンの順だった。

 キム・ソンリョンは8日の電話取材に「私が1位だなんてビックリしたが、うれしい。現在芸能活動をしているミス・コリアの中で、私が最も年上になった」と語った。キム・ソンリョンはソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で「88ミス・コリア」というアカウントを使っている。「今の私があるのもミス・コリアに選ばれたおかげ。タイトルにふさわしく、これからも美しくありたいです」と語った。

 初期のミス・コリア選抜大会は水着審査などがあり、特に大きな注目を浴びた。1972年大会からはテレビ中継され、89年大会は視聴率54%をマークした。89年ミス・コリア真はオ・ヒョンギョン、善はコ・ヒョンジョンだった。

 大会そのものに対する認識はどうだろうか。今回のアンケート調査では「なくてもいい」(25.1%)、「副作用の方が多そうだ」(16%)という回答の方が、「是非とも必要だ」(4.8%)、「プラス効果の方が大きい」(17%)という回答を上回った。「女性が商品化され、美しさの基準が画一化される」という否定的な見方がある一方で、「韓国の美しさを世界に示すことができ、活力源になる」という肯定的な見方もあった。「2015年ミス・コリア真・善・美を覚えているか」という質問には、2080人(83%)が「覚えていない」と回答した。

 第60回ミス・コリア選抜大会本戦は7月に開催される予定だ。

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