韓国の国民7万人が製作費募金に参加した映画『鬼郷』が公開日の24日現在、前売り率1位に立っている。

 映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、同日公開される『鬼郷』のリアルタイム前売り率は27.5%、前売り観客数は8万7366人だとのことだ。

 これは、マーベル・ヒーローのアクション映画『デッドプール』(14.4%)、ディズニーアニメ『ズートピア』(11.7%)などそうそうたる外国映画が並ぶ中、大差を付けているだけに、いっそう意義深い1位だ。

 映画『鬼郷』は、2002年に元慰安婦たちが共同生活をする「ナヌムの家」のボランティア活動で、美術心理治療中に姜日出(カン・イルチュル)さんが「焼かれる少女たち」という絵を描いたことから、これを見たチョ・ジョンレ監督が被害者の証言を集め製作した作品だ。

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