離婚訴訟中の歌手・羅勲児(ナ・フナ、本名:チェ・ホンギ、68)=写真=が5日、妻にこれまで渡した生活費の額をめぐり法廷で攻防を繰り広げた。

 水原地裁驪州支部(家事第1単独、チェ・サンス判事)で行われた2回目の審理で、羅勲児側の弁護人は「結婚後、羅勲児氏が妻(53)に渡した生活費は合計約100億ウォン(約10億円)だ。口座送金や直接渡した現金、家などを含めるとそのくらいになる」と主張した。一方、妻側は「口座で確認できた金額は30万ドル(約3500万円)に過ぎず、現金で渡された生活費は羅勲児氏の主張だけで確実なものではない」と反論した。

 双方が主張する額に大きな違いがあるため、地裁では双方に生活費送金内訳を確認できる口座を提出するよう命じた。

 地裁はまた、羅勲児側に「妻が起こした離婚訴訟についてどう思うか、離婚に対する見解はどうなのか、陳述書の形で書いて提出するように」と指示した。

 妻は2011年8月、「羅勲児は長期間連絡を断って生活費を渡さず、不倫もした」として離婚訴訟を起こした。ところが13年9月、大法院(最高裁判所に相当)は「離婚請求を棄却する」との判断を下したため、妻は14年10月に再び訴訟を起こした。

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