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旅行・宿泊・ショッピング、三拍子そろった水原へ!
これまで韓国のショッピング・スポットと言えばソウルの明洞や東大門だった。だが、最近新たなショッピング・スポットとして急浮上しているのが京畿道の水原だ。水原駅周辺に大型デパートやショッピングモールが集まっており、世界各国の観光客も買い物のためにやって来る。地下鉄・鉄道・バスなど交通アクセスがいいのも大きなメリットだ。ショッピング・スポット水原、そこにはどんな魅力が隠されているのだろうか。
水原駅のちょうど反対側に、ネオンが華やかな街が広がる。昼間は学生たちの笑い声で活気があふれ、夜は20代の若者たちのデートコースに。それが「水原ロデオ通り」だ。 夕暮れから夜にかけてこの通りを歩くと、華やかな看板の光やエキサイティングな音楽に自然とノリノリになってくる。水原ロデオ通りにはコスメショップやファッション・ブランド店、飲食店、カフェ、バーなどが密集しており、いろいろ楽しめる。
水原駅は一日の流動人口が30万人以上の大規模商業圏だ。ここにはすでに10年以上営業を続けているデパート「AKプラザ」と、2014年11月にオープンした大型ショッピングモール「ロッテモール」がそれぞれの特色あるマーケティングを展開、国内外の買い物客をつかもうと競い合っている。 ロッテモールには国内外の有名ブランド・ショップからストリート・ブランドまで、さまざまなコスメ&ファッション・ブランドが入店している。ロッテデパート、ロッテマート、ロッテシネマなどもここにあり、ショッピング、食事、映画観賞に便利だ。
一方のAKプラザでは最近、ショッピングモール「AK&」を展開、20代前後の世代を対象にしたマーケティングを行っている。屋上にはフットサル場やミニカーサーキット場を設け、キダルト(子どものような感性を持つ大人の意)ショップやホビークラブなどを、若者層の心をつかんだと評価されている。 AK&の地下1階にあるフード・ストリートに入ると、まるでタイムマシンに乗って1970年代に戻ったかのよう。古びた店が肩を寄せ合うように集まっている様子は、映画のセットの中に入り込んだ気持ちになる。昔懐かしい電車やバスなどを再利用してインテリアにした異色の店々が訪れた人々の気持ちをハッピーにする。
旅先でショッピング空間と同じくらい重要なのが宿泊場所だ。水原駅前にはロッテモール水原店と共にホテル「ノボテルアンバサダー水原」があり、ショッピングに加えて宿泊先も一気に解決できる。水原の有名な観光スポットで、世界文化遺産に登録された水原華城の近くにも宿泊施設がある。華城の情緒を満喫しながら滞在できる体験型宿泊施設「水原ホステル」や、「2016水原華城訪問の年」を迎えるにあたり、水原華城客室パッケージ」を発売した「ラマダプラザ水原ホテル」も旅の疲れを癒してくれる快適な宿泊空間になっている。
快適な宿泊施設の次は、安心して楽しめる街をご紹介したい。水原は地元住民や観光客のための祭り・イベントが1年を通して行われている。まず、1月の「水原華城訪問の年」開幕式は、水原華城訪問の年を正式に発表する場で、1月21日(木)と22日(金)の二日間、水原体育館などで盛大に行われる予定だ。 4月には、韓国の人気歌手たちが多数出演する「開かれた音楽会」、5月には10カ月間にわたるアジア25カ国の予選大会を経た各国のトップモデルが出場する「アジア・モデル・フェスティバルIN水原」が開催される。また、同じく5月には「水原国際演劇祭」があり、6月は「水原K-popスーパーコンサート」、8月は「水原バレエ・フェスティバル」、9月は「光教湖水公園ジャズフェスティバル」…と予定がめじろ押しだ。
グルメ、観光、お楽しみスポットが盛りだくさんの水原は交通の要でもあり、アクセスがいい。水原に行くには、マイカーのほかに3つ方法がある。1つめは韓国高速鉄道(KTX)・京釜線・湖南線などの主な鉄道路線。2つめは地下鉄1号線・盆唐線。3つめはソウルから水原駅に直接行くバスで、本数が多いので比較的気軽に、しかも速く行ける。
水原駅から水原華城にいく場合もルートは多い。水原駅を出て左側にある水原駅4番出口や、水原観光情報センター方面に歩いていくとバス停が見えてくる。一般バスなら「310番」「7-2番」「66-4番」「60番」「900番」「5番」「7-1番」「82-1番」「700-2番」「66番」バスに乗れば、所要時間約22分で華城の長安公園に到着する。