「銀幕の女神」と呼ばれ、惜しまれつつも引退した元女優シム・ウナさんと、チ・サンウク現セヌリ党中区党協委員長の2人の娘、ハユンさんとスビンさん29日、慶尚南道陜川で行われた映画『仁川上陸作戦』の撮影に臨んだ。女優復帰説に口をつぐんだままのシム・ウナさんが娘2人を映画に出演させたということで、注目を集めている。

 現在小学校3年生のハユンさんと同2年生のスビンさんは同日、初めて映画の撮影を経験した。制作会社テウォン・エンターテインメントとシム・ウナさん夫妻が知己の仲だったことから出演が実現した。同社のチョン・テウォン代表とチ・サンウク党協委員長は古くからの知り合いだという。

 チョン・テウォン代表はスターニュースの取材に「先日チ・サンウクさんに会ったところ、娘さん2人の写真を見せてくれたので、映画に出演させたくてこちらからオファーした」と今回の出演話の背景を語った。そして、「娘さんたちは『お母さんに聞いてみる』と言ったそうだが、2人とも『します』と言ってきた。お姉さんの方が先にやると言ったので、妹さんも出たいと言ったようだ」と説明した。

 ハユンさんとスビンさんが演じるのは、パク・チョルミン演じる人物の娘役だという。演技は初めてだが、それなりに重要な役である上、セリフがあり、かなりの集中力が必要だったそうだ。撮影は30日にも行われる。2人の演技を見たチョン・テウォン代表は「お母さんの血を受け継いで演技がうまい。才能がある」と絶賛した。

 娘2人のスクリーンデビューに、シム・ウナさんは「マネージャー役」を買って出た。陜川の現場を訪れ、娘たちの姿をほほえましく見守ったという。チョン・テウォン代表は「専属マネージャーがいないので、母親のシム・ウナさんが現場に来て娘さんたちの身の回りのことをしていた。風邪をひいていたのにもかかわらず、ずっと一緒にいた」と語った。

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