12月はクリスマスの月と言っても過言ではない。どの街でも美しく飾られたクリスマスツリーを目にし、クリスマスキャロルを耳にするからだ。

　あちこちでクリスマスをテーマにさまざまな祭りやイベントが行われているが、記者は先週末、慶尚南道居昌郡の「第3回居昌クリスマスツリー文化祭り」に行ってきた。「ラブリー居昌（Lovely Geochang）」をテーマに来月4日まで続くこの祭りでは、国内の有名アーティストが才能を生かしてチャリティーに協力しているほか、同地域の芸術団体による公演・関連イベントなどが開催されている。

　開幕式は今月6日、居昌郡庁前の特設ステージで行われた。いろいろな祭りに行ってみたが、居昌のこの祭りは特別だった。開幕式に礼拝があるとは思わなかった。それは居昌クリスマスツリー文化祭りが居昌郡と居昌キリスト教連合会が共催する地域の祭りだからだ。また、各教会のボランティアたちがオブジェや飾りを作ったり、ライティングをしたりと祭りのあらゆる準備を手がけていた。

 　開幕式後は、開幕を祝うために集まった地元の著名人や住民たちが一緒にパレードした。安全を期してパトカーが先導する中、ブラスバンドの演奏でパレードが始まった。その後ろから地元の著名人と住民たちが一緒に祭りのメイン道路を歩いた。

 　今回の祭りにはほかにも多くの関連イベントが企画されている。まず、郡庁前の広場には人々の願い事を書いたカードがたくさん付いた「希望のツリー」が展示された。希望のツリー会場を訪れた人は誰でも無料で参加できる。希望のツリーのほかにも一帯には「天使の羽」「幸せの汽車の国」「トナカイ馬車」など20以上のフォトゾーンがある。

 　また、クリスマスツリー文化祭りの開催期間中は多彩な分野の専門家たちがその才能を生かしてチャリティーに参加する「文化祭りコンサート」が毎日夜7時から1時間半にわたり繰り広げられる予定だ。詳細は公式ホームページ（http://www.gctf.co.kr）へ。