スターインタビュー
インタビュー:ファン・ジョンウム「今ほど幸せなことはない」
パーマヘアにそばかすいっぱいの女性が再びキレイになった。11月11日に終了したドラマ『彼女はキレイだった』(MBC)で「爆弾女」を熱演した女優ファン・ジョンウムが特殊メークを落としたのだ。ファン・ジョンウムは11月12日に新羅ホテル(ソウル市中区)で行われた記者懇談会で「今ほど幸せなことはなかったと思う」と話し、視聴者の声援に感謝の意を表した。また、初めて先輩として後輩を率いて作品を成功へと導いたことについて「胸がいっぱい」と堂々と語った。
『彼女はキレイだった』は第1話の視聴率がわずか4.8%にすぎなかったが、最高17%まで上昇するなど反響を呼んだ。ファン・ジョンウムは、学生時代は美しかったが外見が変貌してしまった出版社編集チームのインターン、キム・ヘジンに扮し、コミカルな演技を披露。ファン・ジョンウムがヒットの立役者というわけだ。
ファン・ジョンウムは「ドラマは一人がよくても成功するものではない。共演したパク・ソジュンさん、シウォンさん(SUPER JUNIOR)に加え監督、脚本家など全てのスタッフが心を一つにし、互いに足りない部分を補い合ったからこそなし得た成功」と評した。第1話が放送された後、視聴者の反響を見て、必ずヒットするという自信もあった。
「思い切ったコミカル演技へのプレッシャーはなかったが、『彼女はキレイだった』はあまりにも激しかったので心配だった。周りが『赤ちゃん恐竜ドゥーリー』のマイコルと呼んだほど。女優は美しくなければいけないと思っていたが、実際に演技を始めたら考えが変わった。ヘジンほどラブリーなキャラクターがいるだろうか。パーマヘアや赤い顔も最初は嫌だったけれど、むしろ演技を助けてくれたと思う」
ファン・ジョンウムはこのドラマを通じて、再び演技への勇気を得た。「『彼女はキレイだった』で演技の面白さを実感した。どんなにつらくて死にそうでも、女優という仕事を続けるべき理由を見つけた」と語った。
ファン・ジョンウムは『彼女はキレイだった』を通じて2015年「MBC演技大賞」の有力な大賞候補に浮上した。ふたを開けるまでは分からないが「ファン・ジョンウムでなければ誰が受賞するのか」という雰囲気が広がっている。もしファン・ジョンウムが大賞を受賞したら、アイドル出身としては初めて演技大賞の栄光をつかむことになる。
ファン・ジョンウムは「候補に挙がっただけでも感謝している」と話し、謙虚に手を左右に振った。また「もうすぐ31歳だが、あまり早く受賞するのもよくない。ただし、4年以内には大きな賞をもらいたい」と抱負を語った。