トラベル
チョウと恐竜に会える「南海のジュラシック・ワールド」
このほど封切られたハリウッド映画『ジュラシック・ワールド』にはさまざまな恐竜が生息する新しい空間が登場する。森の中をティラノサウルスが歩き回り、空にはプテラノドンが飛び回る世界だ。映画でしか見られなさそうな、こうした空間をもし体験できるとしたら…?
そう思ったらぜひ、慶尚南道南海郡へGO! 「南海のジュラシック・ワールド」こと「チョウ&ザ・テーマパーク」がオススメだ。
南海郡三東面にあるこのテーマパークは、入り口で高さ13メートルのティラノサウルスが口を開けて来場者を出迎えている。
ティラノサウルスを通り過ぎ、赤いドーム型の「チョウ生態公園」の建物に入ると、いよいよテーマパーク探検の始まりだ。と思ったら、みんな入り口から中に入ろうとせずに何かを待っている。実は「ミニSL」を待っているのだ。
ミニSLはチョウ生態公園のあちこちを通る「観光列車」。これに乗っていけば、数千匹のチョウの標本が展示されている博物館や温室庭園を順に巡ることができる。
チョウ生態公園のハイライトは温室庭園。ここでは800匹以上のチョウが色鮮やかさを誇っている。さらに、庭園を歩けば、たくさんのチョウが羽を広げパタパタさせている姿を見ることができ、印象に残る。
チョウを見た後は恐竜を見る番! チョウ生態公園を出て、入り口にあるティラノサウルスの横の階段を登ると「ジュラシック・パーク」が現れる。
ここではほかのテーマパークとは違い、恐竜が動いているので、まるで生きているかのようにリアルだ。頭やしっぽが動くのはもちろん、まばたきをしたり、大きく力強い鳴き声を上げたりする。
チョウ&ザ・テーマパークにはさまざまな体験施設もある。まず、ジュラシック・パークの中央には自分で土を掘って恐竜の骨を探す「化石発掘体験」ができる。10分間ほど全てを忘れて一生懸命土をはらえば、大人の身長より大きな恐竜の化石が姿を現す。
化石発掘体験場の隣には、公園内で一番人気の「淡水魚捕り体験場」がある。柄の付いた網を使って小さな淡水魚を捕まえるのだが、ここで捕まえた魚は家に持ち帰って飼うことができる。
チョウ&ザ・テーマパークは昼間は体験学習の場だが、夜はデートスポットとしても注目されている。夜になると色とりどりの発光ダイオード(LED)ライトが公園を彩る。