歌手イ・スンチョル（RUI）は米国から帰国するやいなや、悲痛な思いで母親の殯（ひん）所（出棺まで棺を安置する場所）に向かった。

　イ・スンチョルの関係者は2日午前9時ごろ、スターニュースに対し「米国でスケジュールを終えたばかりのイ・スンチョルは、母親の死を伝え聞き直ちに韓国へ帰国しようとしたが、飛行機の時間の関係できょう未明、帰国せざるを得なかった。イ・スンチョルは今朝4時ごろ仁川国際空港に到着、すぐに殯所へ向かい、現在悲しみの中弔問客を迎えている」と語った。

　イ・スンチョルの母親は8月31日、老衰のためこの世を去った。享年83歳。イ・スンチョルは過去に番組で「教師だった母が給料を全てつぎ込んで音楽機材を用意してくれたため、歌手を夢見ることができた」と感謝の気持ちを語るなど、普段から母親思いだった。米国でのスケジュールのため最期を見届けることができなかったイ・スンチョルを、周囲の人たちは切なく思っている。

　なお、イ・スンチョルはこれまでのボランティア活動が認められ、8月27日に米国ニューヨークの国連本部で行われた世界最大規模の非政府組織（NGO）イベント「第65回UN DPI－NGOカンファレンス」に出席。世界的な指導者や世界のNGOメンバー1200人余りの前で公演を行った。