外国を訪れる際、最も利用したい交通手段は鉄道だ。

 韓国も例外ではない。仁川空港や金浦空港から韓国に入国する場合、空港鉄道A’REXの仁川空港駅や金浦空港駅を利用してソウル中心部まで移動するケースが多い。

 ところで、韓国でのスケジュールを終えて夜遅くに空港鉄道で仁川空港に向かう場合、仁川空港駅行きなのか黔岩駅行きなのかよく確認する必要がある。

 ソウル駅発の仁川空港駅行き列車は、午後11時38分ソウル発が終電。その後の午後11時49分発と午前0時発の列車は、途中の黔岩駅止まりとなる。

 そのため、夜遅くに仁川空港駅に向かう旅行客が、ソウル駅から午後11時49分発や午前0時発の列車に乗って黔岩駅で足止めされ、高い料金を払ってタクシーに乗るケースも相次いでいる。

 空港鉄道は11駅全てに停車する一般列車と、ソウル駅-仁川空港駅をノンストップで結ぶ直通列車の2種類がある。

 ソウル駅発の一般列車は、「仁川空港行き」と「黔岩駅行き」が交互に運行されている。そのため黔岩駅行きの列車に乗ってしまったら、一度黔岩駅で下車してそのままホームで待ち、次に入ってくる仁川空港行きの列車に乗ればよい。だがソウル駅発11時38分の仁川空港行き終電の後は、2本とも終点が黔岩駅となり、いくら待っても仁川空港行きは来ないため注意が必要だ。

 また、夜遅く仁川空港に到着し、空港鉄道の一般列車でソウル市内に向かう場合も行き先に注意しなければならない。仁川空港発ソウル行きの終電は午後11時42分。その15分後の午後11時57分発の列車はデジタルメディアシティー駅止まりとなる。

 ソウル行き終電が終わった後にデジタルメディアシティー駅行きに乗った場合、弘大入口やソウル駅周辺、明洞などに行くにはタクシーを利用しなければならない。詳細は空港鉄道ホームページ(英語、中国語、日本語サイトあり)で確認を。

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