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イ・ヨンエさん 台湾人未熟児の医療費1千万円寄付
【ソウル聯合ニュース】韓国の女優イ・ヨンエさんが、事故によりソウル市内で早産した台湾人夫婦の赤ちゃんのために医療費1億ウォン(約1000万円)を寄付した。先月30日、台湾メディアでイ・ヨンエさんの寄付が紹介され、大きな話題となっている。
所属事務所などによると、韓国を旅行していた台湾人夫婦の妻がホテルで転倒して早産した。わずか1000グラムで生まれた赤ちゃんは胆道閉鎖症や肝疾患などで生命が危ぶまれ、ソウル市内の病院で数回手術を受けた。病状は回復したが、両親は医療費を払うことができず、退院もできない状況に置かれることになった。
そのことが韓国に居住する台湾人の間に広がり、夫婦を助けるための募金活動が準備されていた。夫婦は台湾外務省に助けを求めたが援助は得られなかった。
そんな際、偶然、ある台湾人を通じて赤ちゃんのことを知ったイ・ヨンエさんは、医療費を代わりに支払った。先月29日には病院を訪れ、赤ちゃんと夫婦に会った。
所属事務所は、「イ・ヨンエさんは名乗らずに助けようとしたが、赤ちゃんの母親が助けてくれた方にぜひ会ってあいさつしたいと何度も頼み、身分を明かすことになった。母親はイ・ヨンエさんを見て、泣き続けた」と説明した。
赤ちゃんと夫婦はソウルで4カ月過ごし、先月30日に台湾へ帰った。
イ・ヨンエさんがヒロインを演じた韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」は台湾でも人気を集めていたこともあり、台湾中央通信社(CNA)など複数のメディアがイ・ヨンエさんの善意を取り上げた。