暑くも寒くもない快適な季節。春は、夜風さえも「ときめき」を運んでくれるように感じる。
 仁川には、こんな夜に愛する女性と訪れたい夜景スポットがたくさんある。ソウルから1時間という近さにもかかわらず、夜の海と共に素晴らしい風景が見られる。仁川の「夜景スポット・ベスト3」を紹介してみよう。

仁川には夜の海を眺められる夜景スポットがたくさんある。

■韓国最長の仁川大橋、夜景も最高
 最初にお勧めしたいのは「仁川大橋」。全長18.38キロで韓国最長、世界でも6番目に長いこの橋は、日中よりも夜の方が美しく輝いている。仁川大橋にはおよそ600個のライトのほか、色の変わるライトが176個設置され、毎晩美しい姿を見せてくれる。照明は基本の5色が30秒間隔で自動的に変わり、季節や休日・祝日、記念日にはそれぞれに合ったカラーで装飾される。
 車で仁川大橋を渡ると、窓の外には西海(黄海)と松島のビル群が広がり、頭上には高さ238.5メートル(ソウルの63ビルディングは高さ249メートル)の主塔がそびえ立つ。また、主塔には260個のLED(発光ダイオード)ライトが設置され、単調になりがちな夜空でいきいきと光を放っている。

仁川大橋の夜景。

■まるで外国のような松島国際都市
 ドライブが嫌なら、少し歩いてみよう。未来型都市の象徴とされる「仁川松島国際都市」には、トゥモローシティーを起点にコンパック・スマート・シティー、トライボール(仁川世界都市祝典記念館)、仁川大橋展望台を結ぶ「松島未来の道」がある。
 全長7キロに及ぶこの道は、海水で造られた湖に沿って歩けるようになっており、所要時間は約3時間。この場所は異国情緒にあふれているとして、最近CMやドラマの撮影にも使われる。日が沈んで夜になっても美しい。

美しい輝きを放つ松島国際都市の「トライボール」。

 散策路の中でもとりわけ「トライボール」近くは、夜景が最も美しい区間だ。トライボールはコンサートや展示会などを開催する複合文化スペースで、地下鉄セントラルパーク駅4番出口からすぐ。浅い人工池があり、夜になると水面に映るトライボールの幻想的な夜景を楽しむことができる。
■夜景を見ながらコーヒーを
 最後に紹介するのは月尾山の頂上にある「月尾月光マル(マルは頂上の意)」。高さ24メートルの展望台から仁川市内を一望できるため、デートスポットとして人気だ。
 この場所に座ると、仁川大橋を中心に仁川市内がパノラマで見渡せる。仁川港に出入りする船が、芍薬島、八尾島、永宗島など大小の島々の間を行き来し、美しい風景を醸し出している。

月尾島の頂上には、コーヒーを飲みながら夜景を楽しめる「月尾月光マル」がある。

 「月尾月光マル」はカフェになっている。仁川都市公社が投資しており、コーヒーやジュース、軽食などのメニューがある。恋人と夜景を見ながら飲むコーヒーはどんな味だろうか。特に何も注文しなくても展望台の建物を自由に利用できるため、散歩がてら立ち寄ってみるといい。

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