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旅客船沈没:韓国映画界、各種イベント相次ぎ中止
旅客船「セウォル号」沈没事故を受け、哀悼の意を表し、韓国の映画界では各種広報イベントが全面的に中止となっている。このような雰囲気は今月だけでなく、5月にも続く模様だ。
6月の公開を控え、チャン・ドンゴン、キム・ミニ主演の映画『泣く男』(イ・ジョンボム監督)側は30日に予定していた制作報告会を取りやめた。関係者は「『泣く男』出演者、制作陣をはじめ全スタッフは、旅客船『セウォル号』沈没事故の犠牲者や遺族および行方不明者の家族に深い哀悼の意を表する」とした。
17日に予定されていた制作報告会を取りやめたソン・スンホン主演の映画『人間中毒』(キム・デウ監督)は30日まで、公式イベントはもちろん、テレビ番組にも出演しないことを決めた。5月15日公開予定だが、広報活動を全面的にストップしたというわけだ。同作に出演したソン・スンホン、オン・ジュワンは個人的に、犠牲者に対し寄付をした。
30日の公開を控えていたヒョンビン主演の映画『逆鱗』(イ・ジェギュ監督)、リュ・スンリョン主演の『ターゲット』(チャン・ガムドク監督)も同じだ。セウォル号沈没事故発生後、広報イベントを全面的に取りやめ、メディア試写会後の記者懇談会、VIP試写会も中止した。インタビューなども行わない予定だ。
スターが出演している大作だけでなく、小規模な作品も相次ぎ、メディア試写会後の懇談会、VIP試写会などを取りやめている。5月1日に開幕する第15回全州国際映画祭は、最も大きなイベントであるレッドカーペットイベントを中止し、そのほかの公演も大幅に縮小するとの意向を示した。
ドラマについては続々と放送を再開しているが、映画界では、哀悼の雰囲気が当分続くものとみられる。あるPR会社の関係者は「5月初めまで、記者懇談会やVIP試写会など公開イベントはほとんど行われないはずだ。広報活動に支障はあるだろうが仕方ない」と語った。映画配給会社の関係者は「公開スケジュール自体を調整すのは難しいが、笑顔で写真を撮影するような広報イベントを行うことはできない」と話した。