単一品種としては韓国最大規模の花の祭典「第13回カゴパ(行きたい)菊祭り」が10月25日から11月3日までの10日間、慶尚南道昌原市の馬山港第1埠頭(ふとう)で行われる。
 今年で13回目を迎える菊祭りでは、この1年間丹精こめて育ててきたさまざまな種類の菊77万点が一斉に花を開かせ、会場を華やかに彩る。

韓国最大の菊祭り、慶尚南道昌原市の「カゴパ(行きたい)菊祭り」

 祭りを企画した昌原市によると、おなじみの菊の展示のほか、菊で作った作品のレベルが昨年よりもアップし、同市の名物やシンボルにちなんだ菊のオブジェなどがお目見えするとのことだ。
 主な作品は、会場入り口に展示される高さ9メートルの「双虎門」、菊祭りを代表する品種で1株からたくさんの花が咲く「多輪大作」、昌原が本拠地のプロ野球チーム・NCダイノスにちなんだ花の壁などだ。

菊祭りの見どころの一つ、前夜祭の「ミュージック花火ショー」の様子

 また、祭りの会場には菊の作品展示はもちろん、カップルのためのプロポーズ・ゾーンなど多彩な企画がめじろ押しだ。
 昌原市の朴完洙(パク・ワンス)市長は「この菊祭りは3年連続で韓国政府指定の『有望祭り』に選ばれただけに、今年は内容がさらにアップグレードしている。会場の構成やブース、オブジェ設置、イベント準備を体系的に実行し、関連機関との協力システムも備え、万全の態勢で臨む」と強調した。

昨年ギネス認定された菊祭りの名物「多輪大作」

 昨年の菊祭りには152万人が訪れ、511億ウォン(約47億円)もの地域経済波及効果を挙げた。

慶尚南道昌原市の馬山港第1埠頭で開催された菊祭り全景

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