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結婚で輝く女性スターたち
かつては女性タレントが結婚すれば即、人気ダウンという時代があった。「万人の恋人」から一男性の妻となることで、「人気」というファンの絶対的な愛が受けられなくなってしまったからだ。女性タレント自身も芸能活動を減らし、自然と表舞台から消えていくというパターンすらあった。
ところが、そうした「お決まりのコース」がいつからか変わり始めた。一般人と同じように、女性タレントの結婚も「人生で通る当然の道」と考えられるようになり、結婚してからも結婚前と変わらずファンに愛される女性タレントが増えている。むしろ、結婚してからの方がさらに光り輝く女性タレントもいるくらいだ。女優イ・ボヨン、チョン・ジヒョン、歌手イ・ヒョリはそれを代表するケースといえるだろう。
27日に俳優チソンと結婚式を挙げるイ・ボヨンは、6年間という長い交際期間を経てゴールインすることになった。「長年交際していると結婚しないで別れてしまう」という通説を一掃した形だ。
イ・ボヨンは8月に終了した主演ドラマ『君の声が聞こえる』(SBS)がヒット、8月末にはチソンとスペインでウエディング写真を撮影するなど、幸せな日々を送っている。
だが、新婚旅行はチソンが出演しているKBS第2の新水木ドラマ『秘密』が25日にスタートしたため、しばらくお預けとなった。俳優の夫のため精いっぱいの内助ということだろう。放送関係者は「イ・ボヨンなら結婚後も確かな演技力でテレビドラマ界を代表する女優として地位を確立するだろう」と見ている。
昨年4月に結婚したチョン・ジヒョンは結婚後に花盛りを迎えたケース。2001年の映画『猟奇的な彼女』で鮮烈な印象を残したが、その後は正直なところ、これといったヒット作に恵まれなかった。だが、結婚直後に公開された映画『10人の泥棒たち』と今年公開された『ベルリンファイル』が連続で大ヒットし、「女優チョン・ジヒョン」としての存在感をあらためて印象付けた。
『10人の泥棒たち』ではロープ使いの達人というセクシーな泥棒イェニコール役、『ベルリンファイル』では秘密を抱える北朝鮮大使通訳官リョン・ジョンヒ役を演じ評判を呼んだ。結婚後、演技力が安定したと評価されている。
出演映画が連続でヒットしたチョン・ジヒョンはCMオファーが相次いだだけでなく、12月には1999年の『Happy Together(ハッピー・トゥギャザー)』(SBS)以来14年ぶりに『星から来たあなた』(同)でテレビドラマに出演することになった。演じるのはトップ女優チョン・ソンイ役で、『10人の泥棒たち』で共演した俳優キム・スヒョンと再びタッグを組む。
「美しいミッシー(ヤングミセス)」代表のイ・ヒョリも忘れてはならない。今月初めに3年間交際した歌手イ・サンスンと結婚したイ・ヒョリは、済州島で身内だけの結婚式を挙げて話題を集めた。
10年以上もK-POP界を代表する「トップシンガー」「セクシー系歌姫」と呼ばれてきたイ・ヒョリ。歌手以外にもさまざまな社会活動に参加、「自分の考えをしっかりと持つ芸能人」としても知られている。そうした精神は質素な結婚式にも象徴されていた。
イ・ヒョリはこのほど、夫イ・サンスンと欧州へバックパック旅行に出たと伝えられ、「結婚式に続き新婚旅行でも自分の考えを貫いた」とあらためて称賛の声が上がっている。
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